吉岡 拓真 / Takuma Yoshioka

English version

基本情報

Key	Value
名前	吉岡 拓真 (YOSHIOKA, Takuma)
場所	タイ王国 バンコク都
SpeakerDeck	@daikichidaze
note	@daikichidaze
Zenn	@daikichidaze
Qiita	@DaikichiDaze
GitHub	@daikichidaze
LAPRAS	Takuma Yoshioka

概要

データサイエンス/ソフトウェアエンジニアとビジネスの両面を理解し、それらの最適なバランスを見極め・繋ぎ合わせることで新たな価値を創出します。さらに、グローバルな視点をもちながら、多文化組織のなかでオープンなマインドを志向し、チームをリードします。

1.海外 IT 子会社（タイ）における新規事業企画部立ち上げ

• 豊田通商の海外 IT 子会社にて、新規事業企画部の立ち上げに従事
  • 会社として新規事業企画機能が確立されていない中から、組織基盤を構築した
  • 企画プロセスを組織に定着させるような新たなフレームワークを構想し、企画・運用
  • アプリケーション開発事業の立ち上げに際し、自社の新たなバリューを開発した
• 上記のフレームワークに沿って、下記のような新規事業を立ち上げ
  • 豊田通商グループ内における DX プロジェクト推進
    • 従来関わり合いが薄かったグループ企業内において、新たな役割を提案・発揮
    • ２年間の活動において、個別案件支援（約20件）だけでなく、推進活動の体制そのものを企画・立ち上げ
  • NoCode ツールを用いた新規事業MVP 開発支援サービス
    • グループ企業内の新規事業立ち上げを IT の立場から支援
    • NoCode ツールによる開発チームを新規立ち上げ・ノウハウの社内蓄積
  • 自動車 R&D 設計者向けサービスの立ち上げ
    • 業界初のシミュレーションモデル販売のサブスクリプションサービス
    • ヒアリングからツール提供まで一気通貫の設計業務効率化サポートサービス

2.数理最適化エンジニアとしてエンジニアリングコンサルティング

• 数理最適化手法 を用いたアルゴリズム開発・モデル開発・データ分析プロジェクトに従事
  • アルゴリズム開発だけでなく、評価シミュレーターの開発やアルゴリズムを組み込んだツール開発も経験
  • システム開発の上流から下流まで、一貫して実施した
  • プロジェクトリーダーとして上記プロジェクトを並行して複数推進
• 教育担当者
  • 部の教育担当者として、形骸化していた部内教育制度を再整備

---

職務経歴

TOYOTA TSUSHO SYSTEMS (THAILAND) Co., Ltd. (2019 年 8 月〜現在)

期間	職務	業務内容	チーム状況
2023 年 4 月 -現在	Business Development, GroupLeader	前年度までの成果が評価され、自チームがGroupへ昇格（課長相当） 継続的なデジタライゼーション支援と、DX推進体制への支援強化	5 名
2021 年 4 月 -2023 年 3 月	Business planning Office, TeamLeader	1.ITシステムを活用した新規ビジネスサポートビジネスの立ち上げ 2.小チームのマネジメント及びチームビルディング 3.ソリューション営業組織の立ち上げと営業・エンジニアメンバー双方のマネジメント	2 名 →5 名
2020 年 4 月 -2021 年 3 月	Newbusiness deveplopment Division, Dvision manager Office	1.新規企画機能の拡大模索 2.ソフトウェア開発領域におけるコアバリューの構築	1 名 →2 名
2019 年 8 月 -2020 年 3 月	New business deveplopment Division, Connected group	新規事業企画部としての基盤整備 (New business development Framework の構想・企画)	1 名(自分のみ)

Group leader / 新規事業企画 / ソフトウェアエンジニア

• データ分析関連プロジェクトへのアサインが期待されて新組織へ途中から参画
  • しかし、実態としてはテーマありきの寄せ集めチームであったことから、New business development Framework を用いて新規企画機能が無いことを訴えた
  • 翌年、新規企画に取り組むチームとして DM Office を立ち上げ
• 企画機能として、社内外のパートナーと幅広くコミュニケーションをとりながら、数多くのプロジェクトを推進
  • 上記活動の結果、IT システムを活用したビジネス企画支援（デジタライゼーション支援）にニーズを見出し、チームメンバーと共に技術開発へ取り組んだ
• New business development Division は解体され、自チームの活動のみが Business planning office として継続
  • デジタライゼーション支援に関するプロジェクト推進・技術開発を継続しながら、他部とは異なる組織文化を構築するためのチームビルディングに邁進
  • 新規事業企画だけでなく、全社視点でのアプリケーション事業立ち上げ企画や管理会計の企画など経営企画に近い業務も平行して取り組んだ

株式会社構造計画研究所（2016 年 4 月〜2019 年 6 月）

数理最適化エンジニア・コンサルタント

• プロジェクトリーダー・データサイエンティスト・ソフトウェアエンジニア
  • オペレーションズ・リサーチ による顧客の課題解決に従事
    • 特に、数理最適化・組み合わせ最適化手法を用いた問題解決にフォーカス
    • 「ソルバーを用いた定式化」と「ヒューリスティックアルゴリズムの開発」の両方のプロジェクトを経験
  • プロジェクトリーダーとして 3-4 人規模のプロジェクトを管理・推進（1000 万円以下・約 20 プロジェクト）
  • Python / C#を用いた数理最適化・シミュレーション・データ分析のツール開発・レポート作成
• 教育担当者
  • 教育制度の立て直しにより、部全体におけるスキルの底上げを主導
    • 勉強会を複数企画
    • コードレビュー制度の企画・運用

副業

株式会社データラーニング（2021 年 1 月〜現在）

データラーニングスクールにおけるメンター講師

• データサイエンティスト講座におけるメンター講師を担当
  • 学習のサポートだけでなく、プロジェクトの進め方やデータ分析関連職種キャリアを歩む上での知識・考え方の提供
  • 計 10 名程度の受講生に対するサポートを実施

Flare (Thailand) Co.,Ltd.（2021 年 11 月〜2023 年 8月）

スマートフォンセンサーデータを利用した運転挙動イベント検出・評価のアルゴリズム開発

• チームリードとして、ベトナム人データサイエンティストとフルリモートにて連携
• アルゴリズムの検討だけでなく、進め方のマネージも含めて推進

学歴

• 首都大学東京大学院　理工学研究科　分子物質化学専攻　 2016 年 3 月卒業
  • (現) 東京都立大学院　理学部　化学科
  • 専門：宇宙化学・地球化学・無機分析化学
  • 隕石の化学分析による初期太陽系の形成過程に対する考察
    • 修士論文

---

スキル

Category	Items
開発言語	Python / C# / VBA / SQL / Go
NoCode	bubble.io / Adalo / Integromat
クラウド環境	AWS / GCP / Azure
技術テーマ	オペレーションズ・リサーチ / 数理最適化 / シミュレーション / データ分析 / ネットワーク分析 / 機械学習 / NoCode
ソフトスキル	バランス力 / 企画力 / 分析力 / リーダーシップ / キャッチアップ力

資格

資格名	取得年
AWS Certified Developer - Associate (DVA-C01)	2023 年
技術士補(経営工学)	2017 年
情報処理技術者(応用情報技術者)	2016 年
普通自動車免許一種	2010 年
乙種危険物取扱者(4 種)	2009 年

語学

• 日本語: ネイティブ
• 英語: ビジネスレベル
  • TOEIC Listening & Reading スコア：805（2019 年 3 月）

海外経験

期間	国	内容
2022 年-現在	ベトナム(オンライン)	ベトナム人データサイエンティストとのリモート協業
2019 年-現在	タイ	海外就職/在タイ企業にて勤務
2016 年	国際研究インターンシップ	8 名 8 カ国のチームにて研究活動のインターンシップに参加：1.5 ヶ月寝食を共にする
1996 年-2000 年	米国	家庭都合により 4 年間在住/現地小学校の唯一のアジア人として登校

---

社外活動

データラーニングギルド（2020年 4月〜現在）

• データサイエンティストが集うオンラインコミュニティにて活動
• コミュニティ内企画として下記プロジェクトを推進
  • データサイエンス学習者の課題を解決する Web サイト構築のための、クラウドファンディング企画：Readyforページ
  • slack データのネットワーク分析：発表資料
  • コミュニティ内のナレッジグラフ構築（SemanticMediaWiki）
  • ユーザ検索プロジェクト（GCP 基盤構築）

サンカクパートナー（2021年 6月〜2022年 1月）

• 社会人インターンシップ 1 日イベントの企画・運営
  • 株式会社バンダイナムコネクサス向け：第 1 回, 第 2 回
• AI/DX 勉強会の企画・実施：発表資料

TMU-SFC（2010 年 4 月〜2016 年 3 月）

• 科学実験教室を企画・運営する学生サークル
• 代表として、イベント企画・運営を統括（2012 年）
  • 3 日間で 1,000 人以上となる体験実験イベント
  • 長期的な視点における組織運営を経験

---

人間性

企画力

• アイディア・熱意・責任感をもとに、対象となる事業・イベント・プロジェクトを企画する力
  • 本質を捉えて、効果的な打ち手を立案する力
  • プロジェクトを推進する推進力・実行力
  • 企画へメンバーを巻き込むコミュニケーション力
• 課題解決を目的としたソリューション企画のベースとなる幅広い IT 知識

分析力

• 雑多な事象から課題を見抜く力
  • 現在の状況から課題を発見し、整理する能力
  • アナログ・デジタルな対象を問わない分析力
  • 事象を抽象化し、本質を見抜く力
• 分析した結果を表現する可視化・レポート作成

リーダーシップ

• 多文化チームをミッションベースにまとめ、推進する力
• なるべくオープンな情報とマインドのもと、各々が自律的に行動・思考するような組織づくり
• 組織内外での価値観の発信

---

プロジェクト例

これまで携わった主なプロジェクトについて、以下に詳細を補足。

1. 新規事業企画機能の構築・確立

• 会社機能としての新規事業企画機能の構築・確立
• 各メンバーがバラバラに Feasibility study プロジェクト（以下、FS）に取り組んでいる状況
  • その結果、それぞれの新規事業プロジェクトを評価していく事ができず、受動的な取り組みが蔓延
• 上記状況に対して、New Business Development Framework を新規事業を推進していく上での共通基盤として構想・構築・展開を行った
• さらに、FS ばかりに取り組んでいた状況に対して、ビジネス企画機能の必要性を提言。その後、自部だけでなく、全社の企画機能として幅広く従事

2. 自動車 R&D 設計者向けの業務効率化サービスの立ち上げ

• 自動車 R&D を顧客としている既存事業部の戦略的新規事業として、業務効率化コンサルサービスの立ち上げリーダー
  • 既存事業部の課題は、顧客となる設計者の業務プロセスに対する理解不足
  • それに対してヒアリングからツール開発まで一貫したサービスとして、業務の効率化を実現
  • 特に、これまで効率化実現を阻んでいた諸問題を解決し、独自のサービスを立ち上げ・継続することに成功（約 1,500 万円/年規模）
• 全体のリーダーとして初期段階のビジネス企画から実サービス業務、ツール開発チームの立ち上げまで遂行
  • 特に自社としてソフトウェア開発の経験が乏しい中で、独自に開発チームの立ち上げを実現
  • 全社のアプリケーションビジネス戦略立案への拡大

3. MaaS 企画事前検討のためのシミュレータ開発とデータ分析

• 世の中にはない新たなサービス要件を検討するため、コンピュータ上の仮想社会にて事前にサービス構想を検証するためのシミュレーター開発
• プロジェクトリーダーとして、幅広い役割に従事
  • プリセールス・基本検討
  • 要件定義・システム設計
  • 数理最適化アルゴリズム/シミュレーター開発
    • 組み合わせ最適化による運行スケジュールの策定
    • ヒューリスティックな相乗りアルゴリズムの開発
  • シミュレーション実行及び結果データ分析
    • シミュレーション条件の検討
    • 分析レポート作成
  • 上記プロセスにおけるプロジェクトマネジメント